No.3
打楽器奏者の為のカスタネット入門 Q&A

札幌交響楽団ティンパニー打楽器奏者・日本カスタネット協会会長  真貝裕司
カスタネットの色々な奏法について教えて下さい。

フラメンコ・カスタネットを膝の上で叩く方法

カスタネットの紐の結び目を下にして、紐の二つの輪の中に人差指(又は中指のどちらかやり易い方で)を下から通し、紐をきちんと絞めます。
左の写真の様に構えてリズムを叩きます。
右足は台などの上に乗せると良いでしょう。

フラメンコ奏法は上手く叩けるようになるまで時間がかかりますので、初心者にはこの奏法の方が叩き易いでしょう。
ロールは左の写真の様に、親指をカスタネットの中央に当たる所まで伸ばして構えます。
カスタネットを上下に動かし、膝と親指に交互にカスタネットを当てます。
手は左右均等に動かします。

柄付きカスタネット(シングルタイプ)の奏法

このカスタネットはフラメンコ・カスタネットをそのまま柄に付けたものです。
通常は2本一組で使います。

リズムを叩く時は左の写真の様に柄を持って膝の上で叩きます。右足は台などの上に乗せると良いでしょう。
リズムの叩き方はスネアドラムを叩く時と同じ手順で良いでしょう。
フラム打ちも同様です。
ロールをする時は左の写真の様に人差指をカスタネットの上まで伸ばします。
カスタネットが膝と人差指に交互に当たるように、手首と腕を上手く使ってカスタネットを上下に動かします。
左右の手は交互に均等に動かします。
リズムもロールも一緒にある場合はこの奏法で全部演奏します。
注・黒い染みの様なものは写真の汚れです。

写真のモデルは本人です。
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